リアルクローズの大物役者
2018年の映画「5パーセントの奇跡」を観ました
最初に言っておく!
これ(映画)は かーなーり強い
登場人物 全員良い奴。
マジで。
あらすじ(ネタバレ含む)
主人公はホテルマンをめざす高校生サリヤ(コスティア・ウルマン)
インターン先のホテルでも成績優秀、両親と姉にも期待される将来有望な青年だ!
笑顔が凄まじい破壊力を持っていて一撃で惚れる!
『将来は一流ホテルメンだぜ!!』
遠くない未来にドキドキわくわくするサリヤ。
だけどある日の授業中、自分のレポート内容をプレゼンをしていると
視界に異変が…なんか、なんだろ、目が霞むなぁ…。
あれ、自分の書いたノートが読めない、えっ、はっ?嘘だろ???
と混乱する。
その場は先生が「ふざけてんのか?ん????」とサリヤを席に戻されてしまう。
(一時的なものだろう…疲れているのかも、病院行かなきゃな…)
そう思って病院に向かったサリヤだったが・・・。
医者『先天性の弱視です。
今はもう視力は通常の人間の5%しかありません。これは今の技術では治せません』
突然舞い降りた絶望。
視界が常人の5%…?
巷で話題のコストカッター
カルロス・ゴーンでも
95%のコストカットはしないよ!!!
ルーペを使ってほぼ0距離で見ないと
教科書も読めない、
至近距離の相手の表情もわからない、
いつもの授業のノートもかけない、
握手のために手を伸ばされていることも、歩いている場所さえも、わからない。
夢の一流ホテルマンになることも、かなわない。
将来有望な息子が好きだった父親は
弱視になった息子を見放した。
…。
……。
だけどサリヤは夢をあきらめなかった。
就活。
目が見えないことを素直に伝えると
どのホテルも嫌煙した。仕事はない、と。
ならば、目が見えないことは隠してホテルへ猛アピールだ!
目が見えていると
大芝居を打つ。
そうして漕ぎ着けた
ミュンヘンの五つ星ホテルの面接へと向かう。
『回転ドアを通ったら、12時の方向へ20歩。45度左にソファがあるからそこで待つ。
握手を求められても見えないから、先に握手を求める。』
いや超人!!!!
そんな調子でなんとか面接官と対面。
普通じゃ出来ん。
そしてこの面接では超重要人物に出会う。
私も自分の人生でこんな人に出会いたかった!!
のちに親友となるマックス(ヤコブ・マッチェンツ)!!!
遅刻してきたマックスを
持ち前の頭脳と機転で救い
面接官にもマックスにもバレることなく、
ホテルを案内しながらの面接を無事にクリア!!!!!!(怪しまれはした)
こうして
ふたりで見習いとしてホテルに入ることが出来たのだ!!
しかし、実習中にマックスに目が見えないことがバレてしまう。
だけどマックス、やっぱりいい奴で
面接の時の借りを返すと言わんばかりに
超フォローしてくれる。
いい奴。
そしてサリヤはマックスの手を借りながら
2人で着々と実習内容をクリアしていく。
もちろんサリヤも凄くて
記憶力、機転の良さは並大抵のものじゃない。
見えない事すら、もはや長所。
料理長、洗い場のいかついにーちゃんに
実習仲間達…登場人物、全員良い奴。
もちろん順風満帆なだけじゃない
時には大きな壁が立ちはだかって
ぶつかる時もある
その壁は
時に人生にたった一度きりの
ウェディングケーキの形をしていたり。
目に見えない精神的な壁だったり。
昔誰かが
試練は乗り越えられない人に襲いかかりはしない
って言ってたけど
サリヤはマックスと2人で
乗り越えることができた
この2人に超えられないものはないんだろう。
ラストシーンは観てるこっちが
ガッツポーズしたくなった。
断言する。
たとえこれだけのネタバレを見た上でも
全編観終わったら
「全員良い奴…」って言いたくなるので、ぜひ騙されたと思ってみてほしい
ストーリーももちろん重要なんだけど、
1人1人の
思いやりだとか、信念とか執念とか。
目に見えないものの具現化が見どころだから。
これが実話だなんて信じられない…
この世界線に生まれたかった。
この映画からもらえるものは
あきらめない心
みんな何かを始めるときに
もう年だから、おばさんだから、子供だからとあきらめていませんか?
いつ始めるか、より
あきらめないことが、何より強い。
また、みよう。
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